Spin the Black Circle

アナログレコード鑑賞記を中心に、映画や本など興味の向くままに語る、40代オヤジの独り言

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2014年映画鑑賞記

2014.12.29

category : MOVIE

怒涛のようなスピードで過ぎ行く時間、そして気づけばもう年末です。

とんでもなく忙しい中で、観た映画は24本。月2本のペースで観れたのが不思議なくらい、意外と多く劇場に足を運んでました。

そんな今年観た映画をレビュー。評価はあくまでも私見です。

アメリカン・ハッスル
★★★ ジェニファー・ローレンスの演技がホントに素晴らしい。

キック・アス ジャスティス・フォーエバー
★★☆ やはり1の弾けっぷりは超えられなかった…。

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
★★★ 良作ですが、モノクロでなくても良かったかと。

ワールズ・エンド/酔っぱらいが世界を救う!
★★★ こういうおバカな映画を、もっと沢山上映して欲しい。

ディス/コネクト(試写会)
★★☆ 重たいテーマの映画ですが、心に残らない映画でした。

シークレット・チルドレン
★☆ 設定からして腑に落ちない、残念な出来。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
★★★☆ 猫好きとしては気になる描写もありましたが、ほっこりする良作でした。

ほとりの朔子
★★★ 日本映画らしい、繊細な心象描写が心に残りました。

私の男
★★★ 感情移入の難しいテーマでしたが、見応えのある濃度の濃い映画でした。

渇き。
★☆ 主人公にはシンパシーより嫌悪感が先に立ち、どうにも入り込めない映画。

her/世界でひとつの彼女
★★★ ありそうな近未来の設定を、リアリティをもって描く良作。

トランセンデンス(試写会)
★★ あはは、こりゃ駄目だ。

オール・ユー・ニード・イズ・キル
★★☆ エンディングにつじつまが合ってない気がするなあ。

思い出のマーニー
★★★ しっかりとした原作を、丁寧に映像化してて好感が持てました。

GODZILLA ゴジラ
★★☆ 新生ゴジラのお披露目としては、これくらいで良かったのかな。次作に期待。

プロミスト・ランド
★★★ 地に着いた演出で引き込まれる。

TOKYO TRIBE
★★☆ 好みの別れる映画でしょうが、ここまで突き抜けてればOK。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
★★☆ カセット!70s前半のポップソウルが、なかなか良い選曲でした。

ジャージー・ボーイズ
★★★★ フォー・シーズンズの良さを知らしめてくれて、本当に感謝!

アバウト・タイム ~愛おしい時間について~
★★☆ 時間移動ものは好みのジャンルですが、これは安易な設定だ。

楽園追放 Expelled from Paradise
★★☆ 劇場で観るレベルではないような…。

インターステラー
★★☆ 高尚さとケレン味が融合する、どうにも中途半端な印象が残る映画。

寄生獣 (試写会)
★★★ 想像よりも楽しめた。後半失速しそうな雰囲気がする…。

ゴーン・ガール
★★★☆ 面白かったとは言いにくい、後味の悪さ。

全体的に及第点な映画が多く、意外なところでショックを受けるような、インパクトのある映画が殆どなかったのが残念です。

そんな中で今年の1本を選ぶなら、消去法で「ジャージー・ボーイズ」でしょうか。音楽の力を改めて感じさせてくれた、とても良い映画でしたが、出来るならもっと予想外の感動を得られる映画が観たかったな。

来年も良い映画が沢山観れますように。

jersey-boys-movie-trailer.jpg
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ジャージー・ボーイズ

2014.10.18

category : MOVIE

マンハッタン・トランスファーの創立メンバーで、リーダーのティム・ハウザーが先日亡くなられたそうです。

わたしは特にグループに思い入れがありませんが、ひとつだけ、感謝すべきことがあります。それはゲスト・ヴォーカリストを招いて制作されたアルバム”Tonin’”によって、稀代のヴォーカリスト、フランキー・ヴァリに引き合わせてくれたことです。

フランキーがグループと共演したのは、彼のバンド「ザ・フォー・シーズンズ」による1965年のヒット”Let’s Hang On”。この共演されたヴァージョンを、わたしはたまたまラジオで耳にしました。その一度聴いたら忘れない、力強いファルセットも気になりましたが、それ以上にキャッチ―ながらモダンな雰囲気漂うメロディとサウンド、そこにとても興味を持ちました。

そしてこの曲が入っているフォー・シーズンズのCDを探しましたが、CDショップにあったのはライノから出ていたベスト盤1枚だけでした。一応わたしもこのグループの名前は知っていましたが、どうも大したCDリイシューが進んでいないようでした。

さほど再評価もされていない、オールディーズ・バンドなのかなあ、と思いつつそのCDを購入。そしてそれを聴いてわたしは唖然としました。聴こえてきたのは、録音から半世紀以上経っても古びていない、心を鷲掴みする力強い楽曲の数々でした。

オールディーズ然としたサウンドながら、キャッチ―なコーラスと力強いファルセットがあまりに魅力的な’Sherry’に始まり、心が高揚するビートとサウンド、そしてヴォーカルに彩られた楽曲が連なります。その当時わたしは24歳、ある程度の音楽を聴いてきていましたが、まだこんなに魅力的なサウンドをもつ楽曲があるのか、と本当に驚きました。

その後海外では少しずつリイシューが進み、密かにアルバムに収録された楽曲にも、素晴らしいものが沢山あることに気づかされました。いつしかこのグループは、わたしの中で大きな位置を占めるグループになりました。

しかしながら、ここ日本でこのグループに対する再評価が広がることは、現在に至るまでありませんでした。ソフト・ロックの文脈で語れることもありましたが、わたしの身近で彼らを好きだという人は誰も居ず、その素晴らしさを共有出来る人にも出会えず、今に至ります。

しかし、やっとこの時が来ました。映画「ジャージー・ボーイズ」の公開です。

わたしは公開初週、有楽町の映画館で大勢の人に囲まれ、この映画を観ました。恐らく多くの人が、クリント・イーストウッドの新作ということで、この映画を観たのでしょう。彼が何故、この欧米でヒットする舞台を映画化しようと思ったのか分かりませんが、このような形で彼らのサウンドの光を当ててくれたことに、感謝してもしきれません。

※この先、映画の内容への言及があります。未見のかたはご注意下さい。

映画はグループの結成からデビューへの苦悩、そして成功後の確執などを、多くのヒット曲を絡めながら描いてゆきます。舞台もそうみたいですが、栄光の裏にある影の部分をしっかり物語に組み込んでいるのが、この映画に深みを持たせています。

特筆すべきなのは、4人のメンバーのリアルな描写。自らの作曲能力を自覚し、未来を見て今の問題から目を逸らすボブ・ゴーディオ、グループで自分の立ち位置をリンゴ・スターと揶揄し、ロード生活に嫌気をなして離脱するニック・マッシ、成功の中で放蕩な生活を送り、莫大な借金を作ったトニー・デヴィート、そしてその借金をバンドのものとして背負い、ロードに出てばかりで家庭を破綻させてしまったフランキー。

こんなドロドロとした人間関係を描きながらも、全体として重くなりすごないのが、この映画の特徴でもあります。やはりそれは、常に軽快で力強い、フォー・シーズンズの楽曲が織りなすものだと思います。

映画は娘のドラック死という辛い局面の中、フランキーがソロで’ Can't Take My Eyes Off You’というヒットを手にする1967年のシーンから、急に1990年のロックの殿堂受賞シーンへと移ります。グループにはレーベルを移籍して最も売れない時期となった1970年初頭のモー・ウェスト時代(音楽的には素晴らしい時代なのですが…)、そして’My Eyes Adored You’のヒットで再び浮上した70年代中盤と、ドラマティックな展開が描ける時代があるのですが、全て描かれず終わってしまいました。これに関しては、初期メンバーの4人をフューチャーした映画の性格からして、仕方のなかったものかもしれません。

エンディングは4人が路上に立ち、アカペラで’Sherry’を歌うグッと来る場面から、キャスト全員で歌い踊る’ December, 1963 (Oh, What a Night)’で締めくくられます。初めて買ったベスト盤でも最後に収められていた、クールなこの曲を感動的に使ってくれたことに、本当に嬉しく涙が出そうになりました。

そしてキャスト全員が腕を高く上げる決めポーズで、曲を締めくくります。その余韻の中、カメラは立つキャストを見上げるアングルで、その息を荒げる姿を一人一人映してゆきます。その余韻、人が演じる舞台を見た時もいつも感じられる、演劇が終了した直後の夢から少しずつ醒めてゆくような、そんな瞬間を映像が映しだします。舞台という非現実な空間を見事に映像に切り取った、本当に感動的な映像表現です。改めて、クリント・イーストウッドという非凡な映像作家について、その素晴らしさに感動しました。

最後のエンディングロールでは、フォー・シーズンズの’Sherry’、そして’Rag Doll’が流れます。劇中ではフランキー役のジョン・ロイド・ヤングによるヴォーカルにて楽曲が歌われていますが、ここでようやく本人フランキー・ヴァリのヴォーカルが館内に響きます。

ジョン・ロイド・ヤングのファルセットも良かったですが、やはりフランキーのファルセットは格別です。その力強く、天に昇るようなその歌声に、館内の人々は誰も席を立たず、その美声に酔いしれているようでした。ようやく、このヴォーカル、このサウンドを共感出来る機会がやってきた。このグループの良さをして欲しいという、この20年来の思いが、ようやく果たされました。








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2013年映画鑑賞記

2014.01.05

category : MOVIE

2013年は東京勤務となり、慣れない仕事と環境で苦労した一年でした。そんな中で観る映画は、ハードな日常からしばらくの間抜け出せる、なくてはならない逃避の時間でした。

そして東京に来て良かったのは、試写会の量が多くて比較的当たりやすいところ。今年試写会で観たのは6本でしたが、その倍くらいは当たっていました。多くが仕事が忙しくて断念、うむ、もったいない。

そんな今年観た映画をレビューします。評価はあくまでも私見ということで。

LOOPER/ルーパー
★★★ 時間移動は好きなジャンルですが、これも良作でした

フラッシュバックメモリーズ 3D
★★☆ 記憶障害とその回復という部分を、もっと掘り下げて欲しかった

ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日
★★★ 原作と異なるラストに違和感が…

脳男
★★★ 緻密にやるか、弾けるか、極端に振れるべき脚本だと思うのですが。何だか消化不良な印象が

奪命金
★★★★ 練られた脚本、地に足着いた演出、さすがジョニー・トー

ゼロ・ダーク・サーティ
★★★☆ リアリティのある演出は見応えありました

世界にひとつのプレイブック
★★★★☆ 記事にしましたが、個人的にどうしても引っかかってしまう映画

ジャンゴ 繋がれざる者
★★★☆ B級の魂を忘れない、その心意気に打たれる

ラストスタンド(試写会)
★★☆ シュワちゃん、もう動きがおじいちゃんでした…

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命
★★★☆ 前半と後半の物語の密度の違いが、ちょっと残念だったかな

イノセント・ガーデン
★★★ 限られた空間と人物でのサスペンス、これも濃い佳作でした

華麗なるギャツビー(試写会)
★★ オスカー・レースを回避したのも納得の、レオ様映画

嘆きのピエタ
★★★★ 悲惨すぎて観続けるのが辛すぎる、濃密な映画

ハングオーバー!!! 最後の反省会
★★☆ やはり1を超えるのは難しかった。面白かったけど。

アンコール!!
★★★ 老いとじっくりと描いた、沁みる良作

ベルリンファイル(試写会)
★★☆ うーむ、複雑な脚本を理解しきれなかった…

風立ちぬ
★★★ 夢と戦争に加担したという業、そこの部分の淡泊な描き方にどうしても違和感が

スプリングスティーン & アイ
★★☆ 記事に書きましたが、あくまでもファン向けの映画

パシフィック・リム
★★★☆ メカ!怪獣!これに燃えない男子はいるのか!

ワールド・ウォーZ
★★★ どんどん縮こまってゆく世界観!それでも意外と楽しめた

ムービー43
★★★★ あまりにお下劣!徹底的に馬鹿すぎてお腹いっぱい

マン・オブ・スティール
★★ 画面がせわしなくて眠気が…。モラトリアムなヒーローはもううんざり

サイド・エフェクト(試写会)
★★★☆ 濃密な心理劇、これで映画撤退は惜しいなあ

凶悪
★★★ 物語の語り部となるべき主人公に、余計な設定を付けたのが残念

ウォーム・ボディーズ(試写会)
★★☆ デートムービーとしては良く出来てるかな

地獄でなぜ悪い
★★★★☆ いやあ、理屈抜きに面白い!映画好きこそ観る映画

トランス
★★★☆ 地味に公開されたのがもったいない、緻密な秀作

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
★★★ 次があることが前提なのか。続編というのは難しい…

42 ~世界を変えた男~(試写会)
★★★☆ 野球映画にハズレなし!(洋画限定)

キャリー
★★☆ わあ!おんなじ!クロエ嬢の為の映画ですな

悪の法則
★★★☆ コーマック・マッカーシーらしい、救いのない脚本。賛否あるけど好き

かぐや姫の物語
★★★ うむ、かぐや姫だ。映像表現は素晴らしいが、話にのめり込めず

ゼロ・グラビティ
★★★ これは3Dでこそ観るべき。でもあまりにも内容がない…

バックコーラスの歌姫(ディーバ)たち
★★★☆ 成功と挫折のコントラストが辛い。この映画については別の機会に

リストアップして驚きましたが、全34本、こんなにたくさん観てました。よくこんな暇があったもんです。

良作の多いそんな中で印象的だったのは、邦画では「地獄でなぜ悪い」、洋画では「ムービー43」の突き抜けた笑いでした。あまりに過度な表現、その極端に振り切れた作品を作り上げたところに、感動を覚えました。

そしてそれら作品以上に、わたしの中では「世界にひとつのプレイブック」が今でも心に引っかかっています。映画館で一回観たっきり、DVDで何度も観た訳でもなく、その後に何十本も別の映画を観ているのに、原因不明の腹痛のように時々内から胸を突かれるように思い出します。

人の精神の脆さ、それ故人を求めずにいられない、そういう主題が恐らく一番惹かれる理由なのでしょう。ものすごい偉業を成し遂げた人の話よりも、市井の人がほんの些細な輝きを得る、そんな話に惹かれるからかもしれません。何はともあれ、この映画はとてもチャーミングな、愛らしい作品なので、未見の方は是非観て欲しいです。

2014年も沢山良い映画が観れますように。


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Girl From The North Country

2013.03.15

category : MOVIE

映画を観ていて、昔の曲が印象的に使われていて、嬉しくなることがよくあります。特に、登場人物の心情を語らせるかのような、歌詞が画面とリンクするような使われ方をしていると、暗がりの中で、おおっと声にならない感嘆を内心上げたりします。

今年観た映画では、「ルーパー」では突然リチャード&リンダ・トンプソンの'I Want to See the Bright Lights Tonight'が流れたのが、ちょっとビックリしました。欲物的な都会の側面を象徴する意味でが、この曲が使われていました。うむ、なるほど。「ジャンゴ 繋がれざる者」でも、ジム・クロウチの'I Got a Name'やリッチー・ヘブンスの'Freedom'が、場面を補足する印象的な使われ方をしていました。

sliver lining

「世界にひとつのプレイブック」は、決して傑作ではないと思います。アカデミーも沢山ノミネートされていましたが、作品賞をあげられるような出来とはいえないかなと。主人公たちの抱えた闇は、もっと掘り下げた描き方があったと思うし、終盤のいかにも映画な出来すぎな展開も残念でした。評判のデニーロの助演ぶりも、それ程印象深いものではありませんでした。タイトルになっている「プレイブック」にも殆ど触れられていないし、原題の"Silver Linigs Playbook"の"Silver Lining"にも触れられていなかったような。どこかで台詞あったかな?まあとにかく、色々残念な部分のある映画でした。

でも、不思議なのですが、その欠点も含めて、わたしにはこの映画が愛しく感じられます。共に大事な人を失った男女が、不器用な形でその傷を埋めようとする。そんな主題が基本的に好きなこともあるのでしょう。そして、それを演じる二人の演者が、とても味わい深い演技で、随所に胸を打つ場面がありました。舞台が昨年旅したフィラデルフィアであることも、プラスに働いているようです。

何か色々問題があるのだけど、でもどこか好ましく感じられる映画が時々あります。この映画もそんな映画でした。誰が見ても傑作ではないですが、個人的には最近見たものでは上位の映画です。

音楽的には、主役の狂気を誘発する曲として、スティービー・ワンダーの'My Cherie Amour'が使われているのが面白かったです。この甘ったるい曲が、どんな過去を誘発するかは、是非映画でご覧になって下さい。

そしてもっとも印象的に残ったのは、主役二人がダンスの練習を始めるシーンで流れた、ボブ・ディランの「北国の少女」です。この曲は、二人はまだ互いの向こうに無くした人を見ているけど、それでも少しずつその距離を縮めてゆくという、繊細なカットが重ねられたシーンで使われていました。わたしが特にハッとしたのは、セカンドに収められたオリジナル・ヴァージョンではなく、ジョニー・キャッシュとデュエットしたヴァージョンが使われたことです。

カントリーに接近したこの時期のディランにとって、キャッシュとのデュエットは念願のものだったのかもしれません。しかし、このヴァージョンはどこは変な、違和感のあるものに聴こえます。恐らくディランのこの時期ならではのなめらかな声、そしてキャッシュのダークな声とのバランスが悪いように感じるのだと思います。

その違和感と、二人の感情のすれ違いのようなものが絶妙にリンクした、素晴しい曲の使い方のように、わたしには感じられました。それは別れた彼女への未練を歌った歌詞とも、しっかりと絡み合っています。この曲をここで使うことを選択したのが、デヴィッド・O・ラッセル監督なのかは分かりませんが、とてもセンスの良い、印象深いシーンでした。

Girl From The North Country

If you're travelin' in the North Country fair
もし君が、あの国境を風が吹きすさぶ
Where the winds hit heavy on the borderline
北国の祭りを旅するなら
Remember me to one who lives there
そこに住んでいる人に、私を思い出させて欲しい
For she once was a true love of mine
かつて彼女は、私の本物の愛だった

Please see if her hair hangs long
彼女の髪が長く伸びているか、見てきて欲しい
If it rolls and flows all down her breast
カールして、胸下まで伸びているかを
Please see for me if her hair's hanging long
私の為に、髪が伸びているか見てきて欲しい
For that's the way I remember her best
それが、私の覚えている最高の姿だから

If you go when the snowflakes storm
もし君が、あの吹雪が舞い
When the rivers freeze and summer ends
川が凍てつき、夏が終わる頃に行くのなら
Please see she has a coat so warm
彼女が持っているか、見てきて欲しい
To keep her from the howlin' winds
激しい風から彼女を守る、暖かいコートを

So if you're travelin' the North Country fair
だから、もし君が北国の祭りを旅するなら
Where the winds hit heavy on the borderline
国境を風が吹きすさぶ、あの場所を
Remember me to one who lives there
そこに住んでいる人に、私を思い出させて欲しい
For she once was a true love of mine
かつて彼女は、私の本物の愛だった

- Bob Dylan -





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2012年映画鑑賞記

2012.12.30

category : MOVIE

2012年も昨年ほどではありませんが、沢山映画を見た1年でした。短評を入れてみましたが、あくまでも私見ということで。

ヒミズ
★★★★ 震災風景の挿入、原作と異なるエンディング、どちらも心に響きました。

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
★★★ 素晴らしかった原作よりは、随分こじんまりとした映画に…。

ヒューゴの不思議な発明
★★★☆ 映画へのオマージュ溢れた、愛すべき映画。

ドライヴ
★★★★ ひたすらにハードボイルドな、男の生き様にしびれる。

コーマン帝国
★★☆ 併映された「ロックンロール・ハイスクール」のついでに観たという感じ。

愛と誠(試写会)
☆ 圧倒的なクズ映画。

ダークナイト ライジング
★★☆ 「ダークナイト」がただの奇跡だったことを示した凡作。

トータル・リコール
★★☆ トンデモ作を期待してたが、意外に普通のSFだった。

プロメテウス
★★☆ オープニングの美しさがピーク、こちらのほうが珍作だった…。

ロック・オブ・エイジズ
★★★ 80年代って、もっと猥雑でケレン味のある時代だったような…。

エージェント・マロリー
★★☆ ストーリーと主人公の性格付けに、もう少し深みがあれば…。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編]始まりの物語
★★★★☆ 後述。

劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [後編]永遠の物語
★★★★☆ 後述。

アウトレイジ ビヨンド
★★★ 前作の完成度には劣るかな。

希望の国
★★★☆ 震災を描かざるを得なかった、その作家性に打たれる。

アルゴ
★★★☆ Ben Affleckが、これほどまでに完成度の高い映画を作るとは…。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
★★★ Q=旧、だったのね。映画としては絶望的に駄作だけど、エヴァだしなあ…。

007 スカイフォール
★★★★ おお、三部作だったのね。予想外の面白さ。

純粋な新作として映画館で観たのは、計19本。もっと少ないかと思ってましたが、意外と多く観てました。人間ドラマよりも、アクションやSFが多かったですね。

そんな中で一番を挙げるなら、前後編として公開されたアニメ「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ」でしょうか。アニメと侮るなかれ、複雑に練りこまれたストーリー、繊細な人間描写、独特な世界観、多くの面で秀逸な作品でした。

後世に名を残すようなアニメーションの傑作は、宮崎駿、冨野由悠季、そして庵野秀明など、ひとりの突出したクリエイターによって生み出されてきましたが、この「まどか☆マギカ」はそういったひとりの作家性が生み出したものではなく、複数の能力のアンサンブルが生み出した、極めて日本的な総合力で生み出された傑作と感じました。こういう形でここまでの傑作が生まれるのは、ちょっと今までなかったように思います。こういった新しい形で、これほどまでに胸を打つ作品が出来たことは、日本映画の未来に明るい光が射してるようで、何だか嬉しいです。

アニメというだけで敬遠する方も多いでしょうが、そういう既成概念は取っ払って、少しでも多くの人に観て欲しいです。

来年も沢山の傑作が観れますように。


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