Spin the Black Circle

アナログレコード鑑賞記を中心に、映画や本など興味の向くままに語る、40代オヤジの独り言

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The Jimi Hendrix Experience : Are You Exprienced? (US Version)

2012.05.27

category : 魚眼ジャケ

 魚眼ジャケとしては、これまた知名度の高いアルバムを入手しました。The Jimi Hendrix Experienceの"Are You Experienced?"のアメリカ盤です。

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 UK盤とは異なるジャケットでリリースされましたが、US盤は見事な魚眼ジャケとなりました。拡大してみましょう。

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 いやあ、見事なサイケっぷりですね!バックの花は元々赤だと思うのですが、色補正で紫になってます。これはやはり、US盤には収録となった'Purple Haze'を意識してのものかもしれません。黒をベースとしたUK盤もいいですが、やはりこのUS盤のほうがデザインとして秀逸だと感じます。

 このジャケットを撮影したのは、Karl Ferrisという写真家。彼はJimiから、「サイケデリックな感じ」と指定されて、この写真を作成したそうです。彼はその後、Donovanなどのジャケットで、このアルバムで使用した色補正の手法によって、サイケで幻想的、どちらかというと英国的な作品を世に出してゆきます。

 今回初めて知りましたが、このジャケットの別ヴァージョンが、ベストアルバム"Smash Hits"の初回日本盤に使用されているそうです。何と!それは是非入手しないと!

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 バックカヴァー。オーソドックスなデザインですね。

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 レコード。レーベルは単色、いわゆる「タン・レーベル」です。オリジナルは3色レーベルですが、やっぱりそれは高いです…。わたしが入手したのは、タンでも初期のデザインですので、70年代初期のもののようです。

 内容に関しては、当然ながら文句なしです。UK盤から3曲差し替えて、"Hey Joe"、"Purple Haze"、"The Wind Cries Mary"のシングルを加えてますので、よりキャッチーさが色濃く出ており、非常に聴きやすいなってます。どブルースの"Red House"が抜けたのも大きいですね。どちらの盤が好きかは、評価が分かれそうです。

 UK盤はモノラルのみのリリースで、このUS盤のリリースの際に、ステレオミックスが初めて作られたようです。この時期らしいヴォーカルが中央に居ない、分離感が強いミックスになっています。このほうがサイケ感が強くでいい感じです。

 やはり、「魚眼ジャケに駄作なし」ですね!

 Jimi HendrixのUK盤シングルには、少々気になる部分がありますので、次はその話にしようかと思います。

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The Nice : Five Bridges

2012.02.12

category : 魚眼ジャケ

 久々に魚眼ジャケを紹介。今回はThe Niceの"Five Beidges"です。

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 このアルバムのジャットも前回のPearl Jamのアルバム同様、魚眼で撮った写真を切り取り、効果的に使用しています。

 うむ、パッと見は何が起こっているか分かりませんね。良く見ると写真の一部分が切り取られ、上下にひっくり返る形で貼り付けられていることに気がつきます。なるほど。

 この橋はニューキャッスルのタイン橋だそうです。

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 バック・カヴァー。というか、同じ写真ですね。このアルバムはゲートフォルド形式になっておりますので、開けて見ましょう。

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 おお、なかなかの迫力!シンメトリー派の人々には、たまらんジャケでしょうね。そして、中央には円形で、橋の全景がさりげなく配してあります。

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 ジャケットの状態がもう少し良ければ、中央の線も無いだろうになあ…。

 ジャケットのデザインはHipgnsis。彼らのデザインの中でも、かなり秀逸なデザインなように思います。

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 ゲートフォルド内。コンサートの模様が見開きで使用されています。メンバー3人が生首のようで怖い…。

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 レーベルはこの時期のCharismaレーベルお馴染みの、ピンク色。

 内容に関しては、いつも聴き通すと肩透かしを食うような、どうにも食い足りない気分になります。B面後半の、何だかよく分からないDylanのカヴァーなどが、いけないのかもしれません。
 Keith Emersonのプレイは凄いと思うのですが、彼一人頑張っている感もします。これを聴いていると、やはりガチンコマッチのようなELPの結成は、必然だったのかなと感じます。

 散々な言われようのDeep Purpleのオーケストラ共演盤もそうですが、なかなかロックとオーケストラというのは融合が難しいですね。

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Pearl jam : Untitled (VS.)

2011.09.19

category : 魚眼ジャケ

魚眼ジャケは円形だけではありません!魚眼写真の一部を効果的に切り取ったものも、立派な魚眼ジャケといえるでしょう!その代表的な例が、この名盤です。

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Pearl Jamのセカンドにして大傑作、後に"VS."というタイトルが付きましたが、正確には"Untitled"なアルバムのUS盤です。現行のCDには"VS."表示がありますが、このアナログにはタイトル表示がどこにもありません。

アートワークはベースのJeff Amentが担当。表ジャケットはCDとは異なるものが使用されました(CD盤も正統な魚眼ジャケです)。囲いに阻まれている羊は、当時のバンドの状況を表したそうです。

デザインとしては、囲いのRを綺麗に見せている、印象的で素晴らしいものです。羊が何とか囲いを破ろうとしてるCDの獰猛さとは違い、意思が汲み取れない無表情の羊も、嵐の前の静けさのようで良いです。やっぱりCDよりもこっちが好きかな。

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バックカヴァー。土を踏み鳴らす、裸足の人々。こういった土俗的なイメージは、Jeffの印象的なベース・ラインを含めアフリカ的な'w.m.a.'に感じられるもので、彼の興味の方向がアルバム・カヴァーに現れているのかもしれません。このアフリカ的なイメージは、その後も時々現れるものです。

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ゲートフォルド内は、1枚の写真の大写しです。曲作りのセッションでも行っている風景でしょうか。これも魚眼ですね。

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インサートのフォト・サイド。ここでも原始的イメージの写真が散りばめられています。

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インサートの歌詞サイド。これはCDのインサートが元になっているのか、随分小さい文字でかなり読みづらいです。

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レコード。レーベルは特にオリジナルではなく、当時のEpicの標準的なものと思われます。マトリックスは"AL-53136-1A / BL-53136-1A"ですので、初回盤で間違いないでしょう。とてもダイナミックな音圧が、鮮度の高さを感じさせます。リマスターのアナログは購入していませんが、どれくらい音の違いのがあるのか気になります。

収録曲に関しては、完全に捨て曲なしの、鉄壁な内容です。'go'、'animal'、'daughter'と続く序盤の流れも最高だし、ハイ・プレッシャーな'blood'から始まって、静寂の'indifference'で終わるB面も素晴らしいです。個人的には'reaviewmirror'の疾走感に燃えます!

歌詞は凡百のメタル・バンドの、「今夜はお前とオールナイト、イエイエ」的なものは一切なく、'daughter'の幼児虐待、'dissident'の密告、'w.m.a.'の警察の横暴など、社会的な内容が目立ちます。この理知的な歌詞と、即効性のあるリフが共存しているところが、Pearl Jamというバンドの特異性であり、その路線の先輩といえるU2が変な風に逸脱していくのと入れ替わるように、彼らが表舞台に現れたのは興味深いところです。

そんな完璧なアルバムですが、久しぶりに聴くと、ここのところずっとMatt Cameronのタイトなドラムで曲を聴いているからか、Dave Abbruzzeseの硬質で音数の少ないスネアが、やや気になります。とは言えども、彼の独特のタイム感が、例えば'blood'のような独特のサウンドに大きく貢献しているのも、改めて感じました。この時期、間違いなく彼もバンドの一員だったことを、改めて再確認しました。

「魚眼ジャケに駄作なし」、わたしが勝手に考えた格言ですが、この盤はそれを裏付けてくれる、素晴らしい一枚です!

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さあ、9/20(火)は"Pearl Jam Twenty"のワールド・プレミア!!

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The Rolling Stones : Big Hits [High Tide and Green Grass]

2011.09.14

category : 魚眼ジャケ

魚眼ジャケといえば、このアルバムも外せません!

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The Rolling Stones初のベスト盤、"Big Hits [High Tide and Green Grass]"のUK盤です。内容に関しては、改めて語ることもないですよね!Stonesは60sが一番好きなわたしには、珠玉の1枚です。このアルバムはUS盤が先行しましたが、UK盤は異なる写真が表ジャケットに採用されました。

さて、その魚眼っぷりを見てみましょう。

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横並びに均等に並んでいたByrdsの写真とは違って、勝手な感じでバラバラと並ぶところが、Stonesらしいです。それにしても、どうみても堅気ではない人たちです…。マフィア・ボスのボンボン息子(左のBrian Jonesがそれっぽい)と若手子分達、って感じがします。Bill Wymanのヒゲも、イタリアン・マフィアっぽい。

魚眼的には、ビルの高さを生かしたレイアウトが素晴らしいです。後ろのビルまで写ってるところが、いかにも魚眼的。場所はロンドンの雑踏でしょうか。これぞ魚眼ジャケ、という見本のような出来映えです。

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バック・カヴァー。US盤はこちらが表だったので、こちらの写真のほうが馴染みがあるかもしれませんね。どいつも目つき悪すぎ。

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レーベルはデッカのMONOに使用された、ブルー・レーベル。このエメラルド・グリーンのような色目、好きです。マトリックスは"XARL-7503-1A/XARL-7504-3A"です。比較的初期の盤でしょうか。

やっぱりこの頃のStonesは、MONOが最高です!この塊でガツーンと来るアタック感、この魅力には抗えません。

この盤の更に嬉しいのは、ちょっとした写真集が付いているところ。

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うーん、ホント写真映えするバンドです。特に不敵な表情のMickと、表情が見えないBrianの対比が印象的です。

印象的といえば、Charlie Wattsの3連写が馬鹿っぽくてイイです!

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「あん?ボーッとしてた顔を撮んじゃねえよ!」って感じでしょうか。

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The Byrds : Mr. Tambourin Man

2011.09.11

category : 魚眼ジャケ

アナログ収集に関しては、わたしは基本的にはコレクターではありません。例えばThe KinksのUKオリジナル・シングルを集めていますが、これは原盤に近い音を求めてのことで、盤の収集が目的ではありません。まあ、もっと裕福な身分でしたら、コレクターとなる可能性も高いのですが。なにぶん、限られた予算の中でやっとりますので…。

そんな低予算アナログ生活ですが、「エロジャケ」や「猫ジャケ」など、何かテーマのある収集があってもいいかなと思い、これにターゲットを絞って収集をしています。

それは、「魚眼ジャケ」、です。

魚眼ジャケ、それは特殊なレンズで撮られた、丸く歪んだ写真を使ったジャケのことです。この歪みが、LPジャケットという大判に映えて、見てて楽しいのです。手持ちの魚眼ジャケを、少しずつ紹介します。

「魚眼ジャケ」といえば、何といってもこれから始めるべきでしょう!

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The Byrdsの名盤の誉れ高きファースト、"Mr. Tambourine Man"です。Jim McGuinnの12弦ギターを中心としたバンドサウンド、Bob Dylanのエレキ化に大きなヒントを与え、そしてあのThe Beatlesに、彼らが憧れたバンドにすら、影響を与えました。時系列を調べると更に驚いたのですが、このアルバムの録音時には、"Rubber Soul"はおろか"Help"すら発売されていなかったのです。「BeatlesとDylanを混ぜたバンド」というような評価を時々耳にしますが、彼らは"Beatles For Sale"までしか聴いていない段階で、このサウンドを完成させた訳です。このことだけでも、彼らが単なるThe Beatlesのイミテーターではないことは明らかです。

また、フォークという、基本的にアコースティックで演奏される形態を、ガレージ・サウンドに移植するという発想も大きく評価されるべきでしょう。例えば'Mr. Tambourine Man'だと、これは後にRoger(Jim) McGuinnが明かしていましたが、「Dylanの曲を、Beatles的編成で、'Don't Worry Baby'(The Beach Boys)のアレンジで演奏したもの」という発想で作られています。この発想は流用が容易なスタイルなので、ホッド・ロッドやサーフ・サウンドを量産していたプロダクションが、次なる金脈として次々と参入しました。The Turtlesの'It Ain't Me, Baby'しかり、Barry McGuireの'Eve of Destruction'しかり。この潮流は「フォーク・ロック」というトレンドに成長しました。この「パクリやすい」というところがちょっと問題で、あまりにも似たサウンドが溢れすぎてしまうと、最初に作った人が見えにくくなってしまいます。例えばプロ野球のジェット風船の応援は、広島ファンが最初とされていますが、一般的には阪神のイメージが強くあり、そのオリジナルさ?は評価されていないのが現状です。まあ、The Byrdsは十分評価されているバンドかもしれませんが、サウンド・イノベーターとしてもう少し高い評価があってもいいのでは、とも思います。

長くなってしまいましたが、本題はジャケットでしたね…。拡大してみましょう。

mr tambourine man 02

うむ、王者の風格ですな。見事な魚眼っぷりです。このドアの覗き窓から見ているような歪み、素晴らしい。場所は公園でしょうか、上半分の緑がしっかり決まっています。ステージ衣装じゃない、ラフな服装がいいですね。最近デビューしたバンドと言われても信じてしまいそうな、普遍的な格好です。それにしても、一番右のGene Clark、何だか浮いてるみたい…。

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バック・カヴァー。ディランと一緒にステージに立っている写真が、このアルバムの立ち位置を物語っていますね。

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盤面。わたしの所有しているのは、通称「2アイ・レーベル」のモノラル盤です。内周に表示されているマトリックスは"2F/2G"なので、少しプレスが進んだ盤のようです。

このモノラル盤を聴くまでは、正直なところこのアルバム、それ程好きではありませんでした。「Byrdsはベストで聴けば十分かな」とすら思っていました。しかし、このモノラル盤で評価は一変しました。12弦の浮遊感のあるサウンドから、彼らを少しひ弱なイメージですら捉えていたのですが、特に'I'll Feel a Whole Lot Better'のようなガレージ・サウンドの荒々しさはそれを一掃し、彼らがエレキ・インストなどから繋がる、アメリカのバンドであることを強く意識させられました。その辺りは共作を含め5作を提供している、Gene Clarkの貢献も大きいのかもしれません。モノラル盤はアナログで再発もされていますので、ステレオ盤で聴き馴染んでいる人にも、是非聴いて欲しいです。

この記事を書くために調べていて知ったのですが、このアルバムのトラックダウンされたオリジナル・マスターは、使い物にならないほど痛んでしまっているそうです。現在CD化されているものは、マルチ・トラック・マスターから新たにリミックスされたものを使用しているそう。そのリミックスは聴いたことがないのですが、良好な出来とのこと。とはいっても、発売当時のものとは違う音なので、オリジナル盤の価値は高いですね。

また、魚眼ジャケから話題が外れてしまいました…。

やっぱりこのアルバムは、その魚眼ジャケがその名盤っぷりを更に高めていると思うのです。このアルバムの後、魚眼を使ったジャケは多くなったと思いますし、音だけでなくジャケ・デザインも多くの影響を与えたのかもしれません。この65年6月発売のアルバムより前に、魚眼の写真を使用したジャケットがあれば、是非教えて欲しいです。

mr tambourine man 05





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